流山の野鳥

フィールドノート 2015年12月 


【1308】 2015年12月2日 (水) 曇り 千葉県 低調な動き。

○ オオタカ
○ オオタカ

午前中は晴れ間が広がると思い、朝早く家を出たが、終日厚い雲に覆われた一日だった。 

・対岸の木にとまる オオタカの成鳥、幼鳥 それぞれ1羽づつ見られたが、薄暗い葉蔭の中で動きは少なく 空へ舞い上がることはなかった。
・本日の野鳥は、キジ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、オオタカ、カワセミ、モズ、オナガ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ (作成:2015年12月3日)


【1309】 2015年12月5日 (土) 晴れ 柏の葉公園 初冬の鳥たち。

◎ カシラダカ
◎ カシラダカ

穏やかな小春日和、ほぼ1ケ月ぶりに公園とその周辺を歩いた。 狙いは、モミジバフウやアキニレの種子に集まるマヒワやアトリだったが、今日 それらの木で見られたのは、カワラヒワ、シジュウカラなどで、今後に期待することとなった。

・公園内は、土曜とあって散歩する人が多く、また徒競争なども開催されていたため大そう賑やかだった。 早々に公園を出て調節池を覗くと、ヨシガモ、オカヨシガモなどが見られたが、数は少なかった。
・帰路 ボート池で 探鳥会の大勢の人達と出会ったが、ハクセキレイとセグロセキレイの識別について説明されている世話人の方の苦労が垣間見られた。
・本日の野鳥は、オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、コサギ、オオバン、カワセミ、コゲラ、モズ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、シメ、カシラダカ、アオジ  (作成:2015年12月6日)


【1310】 2015年12月8日 (火) 曇りのち晴れ 手賀沼周辺 森と沼の鳥たち。

○ ルリビタキ
○ ルリビタキ

午前中、雲が晴れず 天気予報はハズレ。 曇天で薄暗い公園に入るなり いきなりルリビタキの 「ヒッヒッ」 が聞こえてきた。 声がする方へ静かに進み 目を凝らすと、フィールドアスレチックの遊具の天辺でルリビタキが鳴いていた。 早々に 気持ちのいい一人占めを味わった。

・池では、シジュウカラやビンズイの 水飲み/水浴びなどが見られたが、キクイタダキは高い所を飛び、視認し難く撮影不可。
・その後、公園内を歩き回るが 目ぼしいものとの出会いは無く、沼へと向かった。
・沼では、マガモやカンムリカイツブリ、ユリカモメの小群が見られたが、数は至って少なかった。 沼の東端の田んぼを覗いたが、田起しするトラクタは見えても、期待した鳥の姿はなかった。
・日差しが差し始めた遊歩道では、コブハクチョウやアヒル そしてユリカモメなどが 長閑なひとときをすごしていた。
・本日の野鳥は、<森の鳥>キジバト、カワセミ、コゲラ、キクイタダキ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ビンズイ、アオジ
<沼の鳥>コブハクチョウ、マガモ、カルガモ、コガモ、スズガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、ユリカモメ、チョウゲンボウ、モズ、ウグイス、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カシラダカ、アヒル (作成:2015年12月9日)


【1311】 2015年12月10日 (木) 晴れ 理窓公園 紅葉と鳥たち。

◎ シロハラ
◎ シロハラ

紅葉も そろそろ見納めの時期。 紅葉がらみで 何かとれないか との思いで公園へ行った。

・一応 紅葉を背景にしたシロハラが撮れたが、エナガやシジュウカラなどは没。 池では、水面に映る紅葉の赤と マガモ、ハシビロガモなどが撮れた。 冬鳥そのものは、未だ未だといったところ。
・本日の野鳥は、コブハクチョウ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、カイツブリ、キジバト、アオサギ、オオバン、コゲラ、モズ、カケス、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、シロハラ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、アオジ
(作成:2015年12月10日)


【1312】 2015年12月12日 (土) 晴れ 柏の葉公園 樹上の鳥たち。

◎ アオジ
◎ アオジ

午前中はヤボ用があり、昼頃から公園を散歩。 最初に調節池を覗いたが、水鳥は僅か。 畔でジョウビタキやアオジが撮れたが、極めて淋しい池風景だった。

・公園内では、先週の土曜日は、大勢の探鳥会ウォッチャーが来ていたが、今日出会ったのは 時間が遅かったこともありCマンおひとり。 また、公園の一角でフリーマーケットやイベントが開催され、人は そちらに集まっていたせいか、桜の広場でも 散歩人に邪魔されず 探鳥出来たが、成果はイマイチ。
・本日の野鳥は、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キジバト、カワウ、アオサギ、コサギ、オオバン、カワセミ、コゲラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、シメ、アオジ  (作成:2015年12月13日)


【1313】 2015年12月14日 (月) 曇り時々雨 銚子 沈黙の防風林。

◎ シジュウカラ
◎ シジュウカラ

暗い空 風が木々を揺らし 時折雨がパラつく生憎の天候。 久しく銚子に足を向けていなかったが、今日は、カモメ探索ではなく、カラ類を求めて林の中をトボトボと歩いた。 鳥果は、散発的にシジュウカラ、メジロなどが見られた程度。 電車を乗り継いで 片道4時間 今日ほど シジュウカラが 愛おしく感じたことはなかった。

・本日の野鳥は、キジバト、セグロカモメ、コゲラ、モズ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ  (作成:2015年12月21日)


【1314】 2015年12月17日 (木) 曇り 新川耕地 見逃したコクマル。

◇ コクマルガラス (左下)
◇ コクマルガラス (左下)

2ケ月ぶりに ケリの棲息域を訪れてビックリ。 ロジスティック目的の造成開発が行われており、スポーツフィールドから南 151,236平方メートの農耕地が消滅していた。

・そこでは、ケリが期待できないため、西側へ回って、田んぼを覗くと、土が裸出した田で 2羽2組計4羽のケリが すぐに確認できた。 10月に8羽を確認しているので、残りは、他の区域に分散しているのかもしれない。
・耕地を北上する途中 田んぼで採餌する 40羽程度のカラスの群れを発見。 ミヤマガラスと直感したが、すぐにパラパラと飛び去った。 その時点では、コクマルまで識別できなかったが、帰ってから画像を確認して 「しまった! コクマルが混じっていた!」。 ならば、もう少し慎重に撮っていればよかったのに と、悔やまれることしきり。 ミヤマガラスの群れを見ると どうしても淡色型を探すことに注力するあまり、暗色型を見落としてしまう素人の技量不足が出てしまった。
・帰路運河の土手ではアオジやキセキレイが見られたが、クサシギやイソシギの姿はなかった。
・本日の野鳥は、キジ、ヒドリガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ケリ、タシギ、ノスリ、モズ、コクマルガラス、ミヤマガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、シメ、アオジ  (作成:2015年12月18日)


【1315】 2015年12月19日 (土) 晴れ 新川耕地 1/400のコクマル淡色型。

◇ コクマルガラス
◇ コクマルガラス

11月の目標だったコクマルガラス淡色型と やっと出会うことが出来た。

・コクマルガラスは、ミヤマガラス、ハシボソガラスなど 約800羽の大群に混じり、斜面林、田んぼ、道路脇の電柱などを「キュル キュル」 と鳴きながら移動していた。 淡色型2羽、暗色型多数。
・コミミズクも出現した。 カラスの大群にさぞかしビックリしたことだろう。 果敢にその群れに突っ込んだが、多勢に無勢、何処かに飛び去った。
・本日の野鳥は、ヒドリガモ、カルガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、チョウゲンボウ、コクマルガラス(暗色型、淡色型)、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ヒバリ、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、アオジ  (作成:2015年12月22日)


【1316】 2015年12月20日 (日) 晴れ 市野谷水鳥の池(流山市) 水辺の鳥14種。

○ ヨシガモオ
○ ヨシガモオ

ここのところ、柏の葉公園の調節池が、閑散としている。 理由は、近くの調節池と比べ、水鳥たちが身を隠すアシの植生が無い為と思われる。 このため、一度 猛禽が襲来すると、水鳥たちは 数日間は戻ってこない。

・今日、訪れた「市野谷水鳥の池」は、適度にアシが自生し、水鳥たちにとって、上空の脅威から身を隠すのに好都合な環境が整っている。
・市野谷水鳥の池は、つくばエクスプレスの開発とともに2000年の初めころから雨水の調節池として整備されてきたが、このほど周回遊歩道が整備され、金網も取り外され 野鳥観察がしやすくなった。 ここに至るには、関係者の自然に対する尽力に負うところが大きい。 今日は14種の水辺の鳥たちを 観察することができた。
・本日の野鳥は、オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、アオサギ、コサギ、バン、オオバン、モズ、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ (作成:2015年12月22日)


【1317】 2015年12月21日 (月) 曇り 柏の葉公園 待鳥来たらず。

◎ カワラヒワ
◎ カワラヒワ

孫へのクリスマスカードを出しに郵便局へ行ったついでに公園を覗いてみた。 調節池は閑散とし、公園内の鳥も人もマバラ。 桜の広場で 一人のカメラマンと出会ったが、狙いは同じ アトリやマヒワ。 フウの木やアキニレ、ケヤキの種子に集まるはずの冬鳥だった。

・他所へ行けば、撮ることは可能だが、やはり身近な公園に来てくれるほど 嬉しいことはない。 ここのところの寒気で後発組がやってくることを祈るばかり。
・本日の野鳥は、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、コサギ、オオバン、コゲラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、シメ、アオジ (作成:2015年12月23日)


【1318】 2015年12月24日 (木) 晴れ 東京都 北の大地からの贈り物。

※ シベリアアオジ
※ シベリアアオジ

今日は、クリスマスイブ 北の大地からの贈り物シベリアアオジに会いに行った。

・喉と胸が灰黒色のシベリアアオジ♂成鳥。 日陰に零れたピラカンサの実や木々の種子などを採食していた。 1羽単独での行動が多かったが、アオジと一緒のときもあった。
・日本では、亜種アオジ E.s.personata が亜高山などで繁殖し、春秋の渡り期に、少ない旅鳥亜種シベリアアオジ E.s.spodocephala が主に日本海側や九州以西を通過する。
・本日の野鳥は、マガモ、カルガモ、オナガガモ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、コサギ、カワセミ、コゲラ、チョウゲンボウ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、オオアカハラ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、アオジ、[320]シベリアアオジ (作成:2015年12月27日)


【1319】 2015年12月25日 (金) 晴れ 柏の葉公園 イイギリの赤い実に集まる鳥たち。

◎ アカハラ
◎ アカハラ

今日は、クリスマスイブ 北の大地からの贈り物シベリアアオジに会いに行った。

・喉と胸が灰黒色のシベリアアオジ♂成鳥。 日陰に零れたピラカンサの実や木々の種子などを採食していた。 1羽単独での行動が多かったが、アオジと一緒のときもあった。
・日本では、亜種アオジ E.s.personata が亜高山などで繁殖し、春秋の渡り期に、少ない旅鳥亜種シベリアアオジ E.s.spodocephala が主に日本海側や九州以西を通過する。
・本日の野鳥は、マガモ、カルガモ、オナガガモ、キジバト、アオサギ、ダイサギ、コサギ、カワセミ、コゲラ、チョウゲンボウ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、ムクドリ、オオアカハラ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、アオジ、[320]シベリアアオジ (作成:2015年12月27日)


【1320】 2015年12月26日 (土) 晴れ 清水公園とその周辺 やっと撮れた。

◎ ベニマシコ
◎ ベニマシコ

赤い鳥を探しに出掛けた。 天気予報では、今日から寒くなるというので、中に一枚着こんだが、日差しの下では暑かった。

・9時探鳥開始。 遠くから「ピッピ」と、か細い鳴き声が聞こえてくるが、正体を見ないまま ブラリ トボトボと探索し2時間が経過。 そろそろ撤収かなと思ったとき、不意に眼の前の枯れ枝にベニマシコ♂がとまった。 そして 辺りを見回してから、ブッシュに舞い降り、採食し始めた。 距離は10メートルほど。 テレ端では合焦し辛い距離だった。
・本日の野鳥は、キジバト、コゲラ、モズ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、シロハラ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、オオカワラヒワ、ベニマシコ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ (作成:2015年12月26日)


【1321】 2015年12月28日 (月) 晴れ 北印旛沼 30種超え。

◇ オオヒシクイ
◇ オオヒシクイ

安食駅を起点に、今日は吉高機場まで、沼の北岸を歩いた。 狙いは、ヒシクイやトモエガモを確認すること。

・沼面には、夥しい数のオナガガモが見られたが、トモエガモやミコアイサは発見できなかった。 数では、オナガガモに次いで、マガモやヨシガモが多く、カンムリカイツブリも多かった。 特にヨシガモは、例年になく多いと感じられた。 吉高機場では、ヨシガモとの距離も近く、ゆっくりと観察することができた。
・田んぼでは、水溜りのある田に、タゲリが30羽ほど集まっており、また畔の上では、今年もオオヒシクイが見られた。 一昨年は、6羽のオオヒシクイが沼面に浮かんでいたが、今日は、田んぼの畦でマッタリとする3羽のオオヒシクイが確認できた。
・茨城の干拓地では、100羽を超すオオヒシクイが飛来し、バスツアーまで来ていると聞くが、誰もいない沼畔で、一人 静かに野鳥を観察するという 最高の贅沢を味わうことが出来た。
・本日の野鳥は、オオヒシクイ、ヨシガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、タゲリ、ユリカモメ、チュウヒ、トビ、カワセミ、チョウゲンボウ、モズ、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、カシラダカ、アオジ、オオジュリン、モモイロペリカン (作成:2016年1月6日)


【1322】 2015年12月30日 (水) 晴れ 松戸市 撮り納めは赤い鳥。

◎ ベニマシコ
◎ ベニマシコ

朝のうちは 太陽の下でも、風が冷たく寒かったが、日中は、中の一枚を脱ぐほど暖かかった。

・先日のベニマシコ撮りに気を良くして、今日は、松戸川べりでも撮れるかなぁ との思いで家を出た。 カワラヒワやアオジの声を聞きながら終点で折り返してくると、カシラダカらしき数羽が、桜の高枝にとまった。 双眼鏡で確認すると 青空に ベニマシコの鮮やかな赤が見てとれた。 即座にカメラを向けたが、一瞬のことで すぐに飛び去ってしまった。 その後、戻ってくることを願って 待ってみたが、それはなかった。
・本日の野鳥は、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、オオバン、モズ、シジュウカラ、ヒヨドリ、シロハラ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ベニマシコ、シメ、アオジ (作成:2015年12月30日)